マンガで楽しくざっくり理解。会計も経営もざっくりこれ1冊でOK! 初心者にも既学習者にもおすすめの良書!

書籍紹介をしていきたいと思います。

まず簡単に自己紹介をすると、私は会計士として現在アメリカで働いていますが、職業柄読書は欠かせません。

今回は第一弾ということで、会計や経営全体を、とっつきやすく、かつざっくり学びたい人向けに内容が充実している書籍を紹介したいと思います。

(実務者向けの専門書の紹介も今後やっていこうと思っています)

すべてのビジネスマンにおすすめできる本です、早速見ていきましょう。

書籍の概要紹介 – マンガでわかる事業計画書の作り方 –

今回紹介させていただくのは、「マンガでわかる事業計画書の作り方」です。


あと、まさかのKindleunlimitedに含まれているので無料期間中に読んでしまうのも手です・・・。

内容はタイトルの通り、事業計画書の作り方を「マンガ&図解」で説明してくれるとても読みやすい書籍となっています。

主人公である表紙の女性が事業を立ち上げる際に、経営コンサルタントがでてきます(表紙のメガネの男性です)。
彼が事業計画書の必要性を説きつつ、主人公の思いを事業計画に落とし込んでいき、その成功をサポートしていく、というものです。

事業計画書、と聞いてどんなものかピンと思い浮かぶ方は非常に少数かと思います。

・実際に作ったことのある経営者の方
・普段融資先の計画書をよく見る銀行員の方
・事業計画書の作成をサポートするコンサルタントの方

などがその筋での専門家になってくるでしょう。

ただ、実はこの事業計画書の作成プロセスには経営のエッセンスが織り込まれており、ビジネスマンであれば理解しておいて損はありません

なぜなら、事業計画書の作成とは事業全体を把握し、イメージする最適な方法であるためです。

具体的に見ていきましょう。

事業計画書を作成するためには、会社の現在の状況、経営資源、市場環境などを理解・把握し、数字と文字に落とし込む必要があります。

その際、自分だけでなく、読み手にとってもロジカルでわかりやすく仕上げるために、有用になってくるのは伝統的な経営学の知識や会計の理解です。

この書籍の良いところは、「事業計画書を作成する」という一つの目標のもと、必要となる経営学や会計の知識を図解で補足しながら進めてくれる点です。

マンガはあくまで導入目的程度のページ数で、基本コンテンツは図を多用した説明ページとなっており、読みやすい実用書として楽しめます。

SWOT分析、3つのC、4つのP、ドメインの設定、事業理念の設定等といった、公認会計士試験の経営学で学ぶような伝統的な経営学・マーケティングの考え方から、
損益とキャッシュフロー、損益分岐点分析、売上見込み・計画のたて方、資金収支計画のたて方など、数字面での知識もサポートしてくれます。

大学で経営学のテキストを読んだことがある方は経験があるかもしれませんが、「実際この知識って実務でどう使うの?」というものは経営学にはたくさんでてきます。

具体例を交えながら話や説明が進むことから、単に経営学のテキストを読むよりも具体的なイメージが湧き理解も深まることでしょう。

どんな読者におすすめ?

メインとなる、事業計画書に関わる仕事をする方々はもちろん、経営学をざっくり学びたい大学生、新入社員、新しく事業部の責任者になられる方など、
ビジネスの全体像を学びなおしたい方にとてもおすすめです。

また、コンサル、会計士、税理士等専門家へも、特にこれから戦略領域へのアドバイザリーへ強みを出していきたい方にお勧めです。

まとめ

マンガでのシナリオをベースとした読みやすさ、カラーでのイラストを多用した具体例の多さなどそのとっつきやすさに加えて、周辺知識(経営学、マーケティング、会計)もざっくり学べる良書です。

総ページも259ページと読みやすいボリュームにまとまっており、さくっと読めてしまいます。初学者はこれを2~3周読むのもいいですし、この本を足掛かりにより専門的な本を読んでもよいと思います。

(ただごめんなさい、私は買っていません・・・。Kindle Unlimitedに含まれているのでどう考えてもこっちのほうがお得なんですよね・・・)

またKindle Unlimitedで読める良書も紹介していきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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